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1.1日本の自然環境の特徴
日本は世界で最も大きい陸地のユウラシア大陸の東側に、北東から南西にかけて、およそ３０００キロメイトルにわたって、孤形に位置している島国である。国土はおおむね北は北緯４５度３３分から、南は北緯２０度２５分まで、東は東経１５３度５９分から、西は東経１２２度５６分までの範囲に位置している。日本の東と南西に世界最大の海である太平洋があり、アジア大陸と日本の間には、オホオツク海と日本海と中国の東海がある。日本の国土は本州、北海道、九州、四国の四つの大きな島と付近の多くの小さな島々からなっている。南北に細長い日本列島は、亜熱帯から亜寒帯にわたって、複雑な地形を成している。
日本は世界の中で中緯度にあり、大部分が温帯の気候に入る。温帯のなかでも、日本の気候は、四季の変化がはっきりしていて、夏と冬の差が大きく、季節風や梅雨、台風などの影響があって降水量が多いことが特色となっている。また、国土が南北に長い、その沿岸を洗う寒流と暖流及び季節風の影響によって、気温の南北の差が大きい。同じ一月でも北海道と沖縄では気温に大きな違いがある。さらに内陸には特色ある気候がみられる。そのうえ、適度な日照と降雨に恵まれた日本は、植物や動物の生育にとても適している。日本は周囲を海に囲まれた島国であることから、海上交易、漁業ともに盛んな海洋国家である。日本人に魚など豊富な海産物を提供している。