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    2.1製作者

    まずは主銘の読み下し文を見てみよう。広目天像の主銘は「山口大口費を上として、次いで、木閈二人と作るなり」になり、多聞天像の主銘は「藥師德保を上として、次いで、鍛師手古二人と作るなり」になる。

    山口大口費に関して、『日本書記』の孝徳天皇白雉元年記(六五〇年)に「是歲漢山口直大口奉詔刻千佛像」とあり、その「漢山口直大口」が即ち山口大口費であることはほぼ定説になっている。薬師徳保に関して、松本栄一氏 が法隆寺金堂像の彩色担当だという説を出しているが、その理由に対する説明はほとんど展開されていないので、斬新な発想だとは感心するが、是非は判断できない。山口大口費と同格の製作者と見て差し支えないだろうと思われる。この二人は広目天像と多聞天像の主銘にそれぞれ製作者の筆頭として挙げられた人なのだが、その役割に関して、定説がない。岩橋小弥太氏 は造像供養者だと主張し、山本信哉氏 、佐藤仁之助氏 を始めとする先学はこの二人を監督者あるいは主任だと理解しており、松本氏 などの学者はこの二人を主要製作者だと見ている。私が思うに、山口大口費と薬師徳保が何であろうと、この二人の次に挙げられた製作者よりは偉い立場にいたに違いない。最後に、この二人の身分に関して狩谷掖齋氏 の説を取り上げる。氏は『日本書記』をもとに、山口大口費を後漢霊帝の後である藩別の山口宿弥の子孫とし、薬師徳保を呉の孫権の子孫の蜂田薬師の末裔とする。面白い説だが、あくまでも仮説の域を出ない発想である。ただし、山口大口費と薬師徳保を渡来人の子孫と見ていいのではないかと思われる。

    「木閈」と「手古」はどう見るべきかに関して、「木閈」と「手古」を別人とする説と、「木」と「古」を同人と見、「閈」と「手」を同人とする説がある。どちらが正論か結論を出すのはまだ早いが、浜田氏も指摘したように、一具の四天王像の銘記で一人の製作者が二つの名前を名乗るのは不自然だと思われるため、「木閈」と「手古」を別人とする説を支持したい。「木閈」と「手古」は恐らく助手か、もし山口大口費と薬師徳保が造像供養者や監督者だった場合、実際の製作者に当たるかもしれない。

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