3.2.1中国の箸の使うマナー ５

3.2.2日本の箸の使うマナー ６

4．中日の箸の使い方について ９

4.1箸の外観と特徴から見る中日の違い ９

4.2箸の使うマナーから見る中日の違い ９

５.おわりに ９

参考文献 １１

１.はじめに

箸は、東アジア地域を中心に広く用いられる食器・道具の一種で、二本一対になった棒状のものを片手で持ち、ものを挟んで移動させるために用いる。多くの場合、皿などの器にある料理を掴んで別の皿や自分の口に持って行くために用いられ、食器の一種に位置づけられる。材質には各種の木、竹、金属、プラスチック、象牙などがあり、口中を傷つけないように表面をていねいに削るか、漆・合成樹脂などでコーティングしてある。

1998年において、御茶の水書房の一色八郎新装版は『箸の文化史 世界の箸・日本の箸』というテーマとして、筆を報った。世界の食事のスタイルは「箸食」「ナイフ･フォーク・スプーン食」「手食」の3つに大別される。比率として、箸食が約30％、ナイフ食が約30％、手食が約40％、と言われている。我々は日常生活で基本的に非手食の原則に従い、手食文化に見慣れない。文献综述

現在、中日両国に交流が深まることに従って、両国の人民に交流も増えている 。相手の国の文化をよく知らないため、誤解や摩擦は時々起こるのである。本稿の目的は、中国の箸の文化と日本の箸の文化を素材にして、中日両国の文化を比較分析し、その相違を考えることである。

当課題は箸の起源と歴史、外観と特徴、箸の使う禁忌などについて、中国と日本の両国の間に比較を行った。日本の箸は中国から入って来たものである。古から今に至るまで、箸は遍く使用されているが、私達が伝統的な禁忌を軽視させできた。箸の使う禁忌を理解しようとするものだ。

中国と日本の箸の歴史と外観をそれぞれ述べ、比較し、両国の箸の違いを挙げ、どのような源で今の両国の箸が違うようになったかを分析する。外観に、中国と同じ程度の長さ（27cmほど）の四角柱型のものが使用される。麺食が多いため、塗り箸はあまり用いられない。木製あるいは樹脂製が多い。日本の箸は、片端のみ、先が細くなっているものが多い。日本の箸の先が細くなっているのは、骨付きの魚を食べる際、骨と身をより分けやすくするためである。次に、礼儀の大国の中国と日本の箸を使うタブーやマナー、習慣を比較し、その違いを分析する。最後に、両国の箸の使い方に対した違いを研究して、本稿を終えたい。

２.箸の起源と歴史

２.1中国の箸の起源と歴史

人類の文明史で、箸は一つのすごい発明である。ドイツの哲学家のケイト（Immanue Kant）は「手が体外の脳である」「箸が伸ばした手である」という見解がある。箸は3,500年前の新石器時代に出現し、それから、漢時代に一般化したそうである。中国では、古くから象牙、木、竹製の箸が多かった。そのほか、金属製、玉石製の箸もあかった。ところが、中国人は日常生活には木、竹製の箸をよく使っている。箸の形というと、寸胴型で長い、先端が丸くとがっていない箸が一般的である。いずれの時期も、箸は食器として使っていた。