動物は人間と一緒に生活している長い暦史の中で、物質と精神両面から人間に重要な影響を与えて、人間も動物に対するいろいろなイメージが作られた。そのうちカラスは自分の独特のことがある。中日両国でカラスは異なる文化を持っている。では中日の人たちはカラスにどう評価するか。まず、中国人はカラスに対するイメージである。今は、中国語の中にカラスに対するプラス意味が含まれる諺は一件も存在しない。中国ではカラスのことわざに関しての中で、カラスは凶悪の勢力を代表し、不祥の前兆とされる。例えば、「天下的乌鸦一般黑」とか、「凤凰不入乌鸦巢」とか、全部はそうけなしたものだ。ところで、日本人の意見は完全に対立している。日本人はカラスが神意を伝える霊鳥だと思っている。日本人はカラスの性格とか、生理の特徴をもって、豊富な想像を生かす情趣についてことわざがたくさんある。例えば、「烏鷺の争い」とか、「烏の濡れ羽色」とか。これは日本独有的な文化を表現している。
本論では、日本と中国それぞれの諺を考察の対象として、カラスに関する諺に現れる中日文化差異を検証し、考察したい。中日両国の文化における差異が了解できる。
2 諺の由来
諺とは、昔から人々の間で伝えられてきた鋭い風刺、教訓、生活の知惠や一般的な真理を簡潔であられした言葉である。ことわざは長期にわたって、民衆の間に代々伝えられてきた分かりやすい言葉である。多くのことわざは民衆の中で広く伝わってきた比較的に定型化する言語で、生活経験によって豊富な知惠の結晶もある。経験と知識の共有により形成された諺は、日常生活や社会生活において樣々な場面で効果的やり方として使れわている。
2.1 中国の諺の由来
中国のことわざの歴史が長く、我が国では既存の2千年余りの歴史もある。ことわざは戦国時代の文献の中で多くの事例がある。『易経』、『尚書』、『戦国策』、『孟子』、『史記』などの古典籍の中で、すべてことわざを言及し、記載し、宋代以降も俗諺についての専門書もある。口頭で伝わってきたことわざは、民衆の生活と生産に対する経験が総括するので、勤労大衆の知惠の結晶とも言う。中国には広義と狭義の二種類の定義がある。広義のは、人々の話し言葉に広く伝わっている悝諺、俗語のすべてを指し、慣用語や歇後語などが含まれる。狭義のは、人間の実際の経験の結果であり、美しい語彙を用いて表現され、日常会話で、自由に使われて、人間の行為を規定する言語であると定義している。(郭紹虞. 『谚语的研究』)
2.2 日本の諺の由来文献综述
日本にはことわざが庶民の間から江戸時代に多く生まれたもので、人々の喜びや悲しみや憤りばかりでなく、自然と人間との間柄や動物、植物の生態を含んでいる。日本のことわざの定義については、藤沢(1960)によれば、広義の定義と狭義の定義でもある。広義とは、どんな言葉でも、一定の形を取って、俗間に伝唱されれば、みなことわざである。狭義とは、一定の形を取って、常にある種のことがらを形容するものとしてしられていげば、それはすでに諺である。(藤沢衛彦. 『図説日本民俗学全集』)
日本の辞書について次のような定義もある。「広辞苑」は古くから人々に言い習わされてきた言葉、教訓、風刺などの意を表した短句や秀句である。「日本国語大辞典」は昔から世間に広く言い習わされてきた言葉で、教訓や風刺などを含んだ短句である。