『神の子どもたちはみな踊る』論―地震という角度から―要   旨村上春樹の連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』の六編は、すべて1995年2月ー阪神・淡路大震災の翌月を舞台としている。各短編はすべて地震に関する内容であるが、登場人物達は皆神戸から離れた場所に生きる普通の人であり、直接に震災を描いているところはない。村上は主人公の生活と性格を描写し、一連の不意の出来事を描くのを通じて、地震に対する感情を表している。72393

本論文では、地震の角度から、『神の子供たちはみな踊る』はどんな主題があるか、そして、地震を暗示しているセンテンスはいかに語られているか、並びに、地震を暗示している物事、例えば、熊、カエル、箱、アイスボックスなどはどんな意味を持っているのか、『神の子供たちはみな踊る』の内容と地震との関係を明らかにするために、これらの問題を考察する。

キーワード：村上春樹、阪神・淡路大震災、主題、主人公、物事

《神的孩子全跳舞》论—从地震的角度—

摘  要村上春树的短篇小说集《神的孩子全跳舞》中的6个短篇故事，都是以1995年2月的阪神・淡路大地震为舞台而创作的。虽然各个故事都与地震有联系，但是故事中的登场人物都是生活在远离地震地区的普通人，并且没有直接描写地震灾情的内容。村上春树通过一系列普通的事情，对主人公日常生活以及性格进行描写，来表达出对大地震的内心感受。

本论文，将从地震的角度，来考察《神的孩子全跳舞》的主题、暗示地震的句子以及暗示地震的例如熊、青蛙、箱子、冰箱等各种事物具有什么样的意义，来探究《神的孩子全跳舞》的内容与地震之间的关系。

毕业论文关键词：村上春树;阪神・淡路大地震;主题;主人公;事物

目　次

１． はじめに 6

1。1先行研究 6

1。2研究内容と意義 7

２． 村上春樹と地震 8

2。1生活化の地震描写 8

2。2村上春樹と地震 8

３． 主題と地震 10

3。1虚無の世界 10

3。2精神の解放 10

3。3愛の再生 11

４． 物事と地震 12

4。1動物と地震 12

4。2物と地震 12

4。3地震に関するセンテンス 13

５． おわりに 14

5。1結び 14

5。2今後の課題 14

注釈 15

参考文献 16

１． はじめに

1995年1月17日、兵庫県南部でM7。3の阪神淡路大震災が発生した。震源に近い神戸市市街地の被害は甚大で、日本国内のみならず世界中にも衝撃を与えた。村上春樹は阪神大震災によってショックを受けたため、地震をめぐって、『神の子どもたちはみな踊る』を創作した。『神の子どもたちはみな踊る』は2000年に発表された、1999年8月号から12月号にかけて『新潮』に連載された五編と書き下ろし一編で構成された連作短編集である。『神の子供たちはみな踊る』の６編は、すべて1995年2月―阪神・淡路大震災の翌月を舞台としている。この６編の小説は『UFOが釧路に降りる』『アイロンのある風景』『神の子どもたちはみな踊る』『タイランド』『かえるくん、東京を救う』『 蜂蜜パイ』である。论文网