注：平成２６年　全国犬猫飼育実態調査

２．２　近年全国の推計飼育頭数

　ご覧の通り、全国に推計飼育頭数は犬９９１万７千頭、猫９８７万４千頭となっており、犬の飼育頭数が猫の飼育頭数を上回るものの、犬の飼育頭数が減少傾向にある。それはなぜだろうか。夫婦のみの世帯や単独世帯の構成が半数近くを占める一方で夫婦と子供から成る世帯が減少している。また、家族形態の変化に伴って一戸建てや長屋建ての割合が減少する一方、共同住宅の割合が増加している。２０１３年には共同住宅の全体に占める割合が４割を超えている。家族形態や住居形態の変化と猫の飼育意向の増加には関連がありそうである。独居世帯や共同住宅の割合の増加という背景や、散歩をする必要がないという猫の特徴から今後、猫の飼育意向は更に高まりそうである。それは、犬の場合は、散歩の際に体力が必要で、高齢者には負担が大きい。猫の場合は、散歩に連れ出す必要はなく、高低差を利用して運動ができるため、部屋の広さに捉えずに室内飼いをすることが可能である。このような猫の特性から、単独世帯や共同住宅に住む人にとって、猫のほうが人気があると思っている。人間が留守がちでも、猫もマイペースで一人を好む子が多いので飼いやすいという意見がある。犬より猫がトイレすぐ覚えられる。犬はトイレの躾には少し時間がかかる。個体差もありますが、一歳くらいになるまで、なかなか覚えられる子もいれば、一ヶ月ぐらいですんなり覚えてしまうお利口さんもいる。基本的な躾はお座り、マテ、フセなどや呼び戻しなど、それも三ヶ月くらい練習すればしっかり覚えてくれる。文献综述

それに、犬は種類で容姿や性格がほぼ決まりますが、猫には種類に関係なく仕事や表情が可愛らいしのだろう。ネットで写真や映像をみて、飼いたがる人も多いようである。でも、先述べたように、躾も散歩もペットとの絆を深める大事な時間だと思う。動物の言葉は人間には分からないと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ペットと過ごしているうちに、これほどまでに気持ちが通じ合うとは思って見なかった。確かにお仕事をしていて疲れている時や寒い冬に外に出て長時間歩きたくないですが、ペットの楽しそうに散歩をする姿を見ると、疲れることすら忘れになる時もあると思う。

　犬であろうと、猫であろうと、ペットはもうただのペットじゃなくて、一緒に過ごしているうちに、一対一向き合い、練習して、コミュニケーションの一環でもあると、知らず知らずの間に、感情が深められると思っている。

注：一般社団法人ペットフード協会資料をもとにアイペット損保にて作成

３　飼い主がペットの健康への関心

３．１　ペットの体型への関心

　まず、ペットの体型を以下の図表を見てみよう。それによると、自分のペットの体型を「太っている」「やや太っている」と答えたオーナーが全体の35％を越える。ここから1／3以上のオーナーは、自分のペットを肥満がちだと感じている状況が分かる。ですが、太らないように、毎日の食事には低カロリーにすると栄養が偏ることは否めない。来*自-优=尔,论:文+网www.youerw.com

　飼い主はどうして肥満になりがちのかずっと考えているのか。ペットは幼い時から飼い主に管理されていて、自分の意思で好き勝手に食べることができない。適量を食べていれば太るはずないのですが、「可愛いから」「美味しそうに食べるから」「これくらいいいだろう」と、おやつや人間の食べ物を与えてしまったことが積み重なり、肥満に至ってしまう。客観的から見れば、避妊去勢も肥満につながるこんな場合がある。生殖に必要な活動がなくなること、ホルモンバランスが崩れることなどがあげられますが、これも代謝に見合ったフードを与えたり、充分な運動で防ぐことができる。同情しておやつを与え過ぎてしまう例もある。フードを盗み食いしたり、仲間のフードを横取りする犬もいますが、これらは飼い主の配慮で防ぐことが可能だである。中型から大型犬になると、かなりの運動量が必要になります。充分な運動ができていないと、消費されない栄養分がどんどん蓄えられてしまう。供給と消費のバランスが崩れれば、太るのは当然のことである。おやつの与え過ぎも問題である。犬の愛らしいおねだりに負けていないのか。人間から見て少量でも体の小さな小型犬にしてみたら、それは少量とは言えない。同居のおじいちゃん、おばあちゃんが勝手にお菓子を与えて太らせてしまうなど、家族の協力が得られない場合もある。これは感情的に注意すると家庭不和を招きかねない。内分泌系の病気にかかると肥満状態になったり、皮膚や内臓が腫れて太っているように見えるものがある。給餌量もきちんと管理され、適度な運動をしているのに太ってくる場合は病気の疑いがある。動物の診断の目安に食欲があげられますが、内分泌系の病気は食欲が落ちないので元気だと思われ、見過ごされたり、様子を見ているうちに悪化してしまうので注意である。