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     近年、国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第43号)が施行され、平成28年から、8月11日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日として、国民の祝日「山の日」となった。これにより、現在日本文化の「国民の祝日」の年間日数は、16日となる。
     それに比べ、近年中国の法定の祝日の種類がすこし少なく、天数においても少なくなる。しかし、民間の祝日の種類はもっと多い。だから、日本国民の祝日を参考に了解することは中国人が日本文化と精神への理解に大変必要であると思う。
     日本における祝日の変遷問題は、近年非常にホットなテーマになっている。祝日は歴史の証拠だけではなく、国民の文化の需要である。だから、祝日の変遷が日本文化と日本国民の精神と日本社会のあり方においてとても重要な意と価値がある。

    2歴史中の祝日
     日本では古代のとき、全国の年中行事や自然風俗などをまとめたものを「歳時記」と呼んで、しきの移ろいごとの風俗がとうとんできた。日本は7世紀末以後中国から伝来の太陰太陽暦(旧暦あるいは陰暦)が用いられ、二十四節気の概念もひろく定着した。明治時期の以後は、西暦あるいは新暦を採用した。
     祝日と年中行事は密接な関係がある。日本の休日と儀式的な行事は、おおきく分けて祭りと年中行事の二つに分類されることができる。この年中行事は、一年及び季節を通じた行事で、かなりの内容は古代の中国や仏教行事から伝来するものである。[13]  
     日本は農業国家なので、収穫に係る「年」の意が重要視される。正月は年の開始で、お盆は年の中間である。この二つは日本の一番重要な年中行事である。        
     これは民間の祝日の一部分である。
    2.1古代の休日と年中行事
     日本における年中行事は、四季の農作業にかかわる事柄が多い。日本の一年間は気候変化にとみ、四季あるいは季節の移り変わりに特別のおもむきがある。四季に関しての季語や言葉は、日本の豊富多彩な人々の豊かな暮らし、繊細な感情をあらわす。各地域では地方色豊かな年中行事が繰り広げられる。それに長い間の宮廷・貴族や武士の生活が、民衆のくらしに取り入れられ、しみこんでできあがったものが多い。
     年中行事は早期の祝日だと思う。古代の日本の国民はさまさまな民俗活動があった。
     ここでは、端午とお盆と歳暮を例として、古代の日本の豊富多彩な祝日を究明する。
     旧暦や月後れの6月5日「端午」は重要な節日である。「端」はもののはし、「始り」という意で、古代の「端午」は月の始めの午の日のことだった。しかし後、「午」は「五」の文字の音に通じて毎月5日となり、数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったともいう。奈良時代以降、5月5日が端午の節句として定着していきた。これは端午の意である。端午の特産物は菖蒲と柏餅である。
     端午の節句は、菖蒲をさまざまな形でぶんだんに用いたその時にもりを迎えることから、「菖蒲の節句」とも呼ばれていた。菖蒲には、古代から身体健康を保ち、邪気をはらう能力があると信じられていた。菖蒲はいわゆるハーブで、その葉は強い香りがあるということだ。古代の人はいつもこの葉を活用した。菖蒲酒を飲み、菖蒲湯に入浴し、菖蒲枕に眠るなどから、端午の節句は、確かに菖蒲尽くしの一日であった。その上、このような薬効の活用だけでなく、古くから庶民の家の軒に菖蒲を飾って、目的は邪気を除くという風習も行われた。
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