一方、アメリカの給料をもらい、イギリス風の家を持ち、中国人の調理師を雇い、日本人の奥さんがいるというジョークはネットでよく見られる。この四つの条件を満たすと、成功した生活が送れるようになるという意である。そういう視点から見ることをよく考えみると、どうして日本女性はいい奥さんというイメージが持たれているか、日本女性の生きがいは依然として家族だけなのか、現在の女性の社会地位は昔と比べるとどう違うかという問題に興を持ち始めた。それらの疑いを解明するために、今回、現代日本における女性の生活現状と言うテーマを選んだ。
1.2先行研究
大辞林によると、専業主婦は就業せず、家事に専念する女性で、多くは、税制上課税所得に達せず、扶養家族とみなされる妻のことを言う。それに対し、家事を行いながら、暇があれば、就業にしている主婦は兼業主婦である。経済の発展に連れて、女
性の自立性が強くなり、兼業主婦の数が減っている事は明らかである。
田暁紅(2001)は「結婚中の若い妻の自我意識が伝統的役目の規範を越えた。彼女たちの結婚観は以前の経済本位、家庭本位、ほかの人の志向型から愛情本位、個人本位など自我志向型に移転している。彼女たちは絶対的な夫婦の役割に対して否定な態度を持ち、家庭が夫婦共に暖かい巢を建造するはずとおもっている」と述べている。日本女性は発展の過程において婦人の結婚観念と家庭役割地位の変化が目覚めていった。
「知識に基づきながら、権力を追い求めないと、結局何も得られない。得ても、ずっと保有できない。階級間はそうで、両性間でもそうである」。梁启超は『人権と女権』という著作にそう書いた。日本の女性は教育権を得て、良い教養を身につけ、質の高い婚姻を求める能力を持った。確かに、好きな生活をしたいなら、自立しかない。
また、日本学術振興会の武内真美子と大阪大学の大谷純子は「両立支援制度と女性の就職の二極傾向」を著した。政府の「育児就業制度」を中心とした一連の両立支援制度政策を観察し、女性が再就業する際の差別待遇問題を取り上げた。
昔、離婚などで戸籍から除かれる配偶者に×印がつくことから×イチが20世紀の九十年代中期以来離婚の代名詞になった。1993年に×イチが『現代用語基礎知識』に載せられた。離婚の代名詞として辞典に載せられたなんかは離婚の普遍性を示している。
自由、地位を持ちたい、自分の能力を発揮したい、家庭と子供の束縛から逃げようと、優しくて教養の高い主婦はさらに意義のあることが見られる。総じて言えば、現代の家庭主婦は昔の専業主婦と大違いである。