大部の先行研究者は、自然と実用の視点から日本食器と国民性の関係を分析したが、研究の余地がまだあると考えられる。また、日本食器と国民性を別々に分けて、分析を行い、特にお茶碗を例とする研究は十分とは言えないのも事実である。
1。2 研究の目的と意義文献综述
前節は、お茶碗への先行研究を説明した。本節では、研究の目的と意義につい述べたい。
日本人と付き合う際、日本人ならではの行動様式や思惟方式がよくわからないから、起こしたミスや誤解を防ぐために、国民性を研究する必要があると考えられる。日本の食器の種類が非常に多く、紙幅のため、すべてを論じることが困難であるため、本論文はお茶碗に焦点を当て、食器と国民性とはどのように関わっているかを分析してみたいと思う。それは、お茶碗は食器の一種としては小さいが、国民性につながると思われるからである。筆者はこの相関性を明らかにすることを目的として、この研究を行っていきたい。
この研究を通して、日本人の国民性を更に理解することができ、日本人との付き合いにも役立つと考えられる。また、日本人の国民性の精髄を把握することによって、日本文化を深く理解することもできよう。さらに、本論文をきっかけとし、いろいろな角度から日本文化と日本の国民性についての研究を促したいと思う。