日本語を勉強し始めてから、日本についてのことを少しずつ知るようになった。特に日本の家庭教育について興が湧いてきた。日本の家庭教育には優勢と問題があり、そして中国の家庭教育も長所と短所が共存しているはずである。中日両国の家庭教育の実態を分析しながら比較し、どんな啓示を得られるのかなどについて検討したい。また中国の場合、家庭教育を改善するのはもちろん容易ではない。その背景に歴史、社会認識など無視できない原因がたくさんある。ゆえに、それなりの努力が必要である。
第一章 日本の家庭教育について
1.1日本人の家庭教育観
日本の家庭教育は明治期に学校教育が始まったときに、新しい社会・国家において子どもを育てる二つのサイトの一つとして、学校教育とセットで位置づけられた。「家庭教育」という言葉はこのときからのものとされているが,そのものははるかに古くからあったと考えられる。極端にいえば人類が家庭を営み始めたときから存在したはずである。その中身には時代が変化してもあまり変わらないものだけでなく、時代とともに変わるものも多い。
日本家庭教育協会は「規格が教育を形成する」ことが家庭教育の最も重要な内容であると見ている。家庭教育の中で子供をまじめなことにわからせて、身につけて社会の規範に合う習慣を守って、ただ共通で規範に合う人があって相互にようやく信頼の発生することができる。
日本人は家で一連の決まりに守らなければならない。例えば:食事をする前に、子供はきっと「いただきます」が言えて、食べ終わったときに、「ごちそうさま」を言う。日本の子供は家を出る時、家族全員に「いってきます」と言って、家族も「いってらしゃい」と返事する。家に帰る時、必ず「ただいま」と声をかけ、家にいる人は「お帰り」と迎える。
日本の家庭教育はこのようないくつかのこまかいところで、少しずつ子供に影響し、次世代を礼儀正しく教育する。家庭教育は規範に合わせて現代法制社会の中で特に際立っているように見える。
1.2日本の家庭教育の特徴
日本は礼儀を重じる国である。日常生活にしても、人々と付き合うにしても、日本ならではの行儀習慣がある。自ら家庭生活の中で共通の気風が持っている。多くの日本人は、生活教育は家庭教育のキーとすべきだと思っている。簡単に言えば、自分で自分や他人によく世話するということである。中国式のモデルに比べて、親孝行や礼儀、挫折に耐える能力、自立教育など、全部偏重するものである。日本で、冬にしても、小学生もショートパンツを着て冷水浴をする。親と一緒に旅行している子供はどんなに小さくても、自分の荷物はできる分量を自分で負う。
日本の子供を教育する名言は「日光と空気が大自然が与えるもの以外、すべて労働を通じて獲得しなければならない」である。例えば家事を手伝うことで子供が常に自分の力でできる家事をし、自分で生活に関することを処理する能力を鍛える。
日本家庭の中で、親は子供に対して言う最も多いひと言は「他の人に面倒をかけません」ということである。そして日常生活の中でこのような考えを強化する。子供にそう思いさせることで、自分の事は自分でする、そしてできるだけ他の人(親を含む)に面倒をかけないようにする。意識的に子供に自立精神を育成することである。
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