摘要夏目漱石的前期代表作品《哥儿》自问世以来,一直深受读者喜爱。小说《哥儿》也更多地被认为是夏目漱石自身经历的写照,并且更多的读者认为这部作品风格轻快洒脱、活泼有趣。但结合作品内容和作者的自身经历来看,笔者所感受到的情感是孤独惆怅且充满悲剧性色彩的。72358
《哥儿》这部作品创作于1906年,是作家夏目漱石以自己在旧制松山中学教书经历为基础,运用第一人称来描述的一部中篇小说。这个时期,刚从英国留学归来的夏目漱石心情极为阴郁。夏目漱石本人在松山任教期间,事业处于上升期,总体来说应该是很圆满的。然而小说主人公却并没有这么顺利。本文通过对小说《哥儿》中主人公的家庭、工作以及对他来说不可缺少的人物“清”等方面进行分析,来对整部作品的基调进行考察,指出《哥儿》这部作品很大程度上是充满悲剧性色彩的。同时笔者将漱石与作品中的主角“哥儿”的各阶段经历进行对比分析,从两人与家人之间的关系、两人在异乡的经历以及哥儿与阿清同夏目漱石与她理想中的母亲进行分析比较,进一步探究写这部作品时作家夏目漱石的真实心境。
以“哥儿”与夏目漱石人生经历的相同点和不同点为依据,来对整部作品的情感基调进行考察,做出了文学作品《哥儿》所流露的悲剧性很有可能是受作者自身经历的影响,以及作者想通过这部作品宣泄自己在留学期间的消极情绪,释放积压许久的压力的推想。
毕业论文关键词:夏目漱石 哥儿 悲剧性 松山任教 英国留学
要旨夏目漱石の前期代表作『坊っちゃん』は出版されて以来、読者に愛されている。『坊っちゃん』という作品は、夏目漱石自分自身の経歴の描写である。単純明快で、愉快な物語であると多くの読者も考えられている。しかし、作品の内容と作者自身の経歴を結びつけて見ると、筆者は孤独憂鬱で、また悲劇的な感情を感じる。
『坊っちゃん』という作品は1906年に創作された。これは夏目漱石が旧制松山中学校で就職した経験をもとに、第一人称で書かれた中編小説である。この時期の夏目漱石はイギリス留学帰国したばかりで、気持ちが晴れ晴れしなかった。松山時期の夏目漱石は教育事業が上昇期を迎え、円満であるべきである。しかし、小説の主人公はそんなに順調ではない。小論は小説『坊っちゃん』の主人公の家族、仕事、また坊っちゃんにとって欠けず人「清」を分析し、作品の基調について考察する。それを通じて、『坊っちゃん』という作品は悲劇的な物語と指摘する。また、筆者は漱石と主人公各階段の経歴を比較と分析する。家族との関係、異郷での経歴、坊っちゃんと清また漱石と理想的な母親等を分析して、この作品を書いたとき夏目漱石本当の心境を探求する。
坊っちゃんと夏目漱石の経歴の共通点と相違点をもとして、この作品の基調についての考察をする。そして、『坊っちゃん』という作品から見る悲劇性は、作者自身の経歴の影響で、この作品を通してイギリス留学期間の消極的な心境を吐き出したい、圧力から脱出したいという推測を証明したのである。
キーワード:夏目漱石 坊っちゃん 悲劇性 松山就職 イギリス留学
目次
摘要 i
要旨 ii
1。はじめに