つまり、日本の酒文化の研究は日本の酒文化の歴史、発展、飲酒習慣、飲酒マナーについての研究結果が出されている。

また、中日の酒文化の対照研究には严雪燕・祝葵(2010)、孙倩(2013)、高富(2001)などがある。これらの研究では中日両国の酒文化の歴史と発展、酒の種類、飲み方、酒文化の社会背景などの対照が行われている。严雪燕,祝葵(2010)では中日における飲酒習慣、飲酒マナーの対照分析を行うことで、乾杯、酒を勧めること、お酒の飲み方などの中日における相違点を究明した。孙倩(2013)では、特殊な飲酒文化はやはりその背景にある社会、環境、国民性、生活の特徴としっかりと結びついていると指摘されている。また、中国の飲酒文化は中国人の豪快で直接的且つ素直な性格を、一方、日本の飲酒文化は日本人の婉曲で含蓄な性格を表しているとも述べられている。朱玲莉(2011) では中日両国の飲酒文化は自然環境、国民性、飲食、招待の多方面の影響を受けていることや、お互いの飲酒文化を知れば、交流を一層順調に進めることができると指摘されている。高富(2001)では、中国人は40度以上、50度以上の蒸留酒に氷や水などを加えず、そのまま飲むのが習慣となっている。それと逆に、日本人はお酒に水で割ったり、氷や炭酸を入れたりして、お酒を味わうことがよくあるとお酒の種類について述べた。また、客は大事にもてなしてもらった謝意を込めて、ご馳走する人に献杯し、一方、ホスト側は自分のご馳走を受け入れて、わざわざ来てくれた客への謝意と敬意も込めて、客に献杯するわけである。その中でお酒は謝意や敬意を表す媒体と、献杯は気持ちを伝える形のものとなっている。中国人が献杯する時に言う言葉の「敬酒」の「敬」の通り、相手への敬意がこもっていると指摘されている。

日本の諺の視点から日本酒文化を研究したは王磊(2012)、贾芳・王連娣(2015)などがある。王磊(2012)では日本の諺を分析して、日本の特殊な酒文化を明らかにした。日本人(特に男性)は食事、とりわけ夕食の際には、大なり小なり酒が欠かせない。おおむね食事と酒が一体となっている。酒無しの夕食なんて、日本人にとって想像すらできない。日本の「無礼講時間」とは、日本独特の文化で、現代では忘年会・新年会などの飲み会で、身分や地位に関係なく酒を楽しむということである。この席に限っては、部下は上下関係に気を使わず、本音を言い合ったり、一緒に楽しんだりするという時間であると指摘されている。论文网

贾芳・王连娣(2015)では、お酒と関わる日本の諺を考察することによって、ストレス解消、社交などという日本人の飲酒目的を明らかにした。

要するに、今までの先行研究は主として、日本の酒文化や中日の酒文化の対照研究に集中している。日本の諺の視点から日本酒文化への研究は主に日本の諺を通して、日本人の飲酒目的を明らかにしたが、日本の諺を通して、飲酒マナー、飲み方、酒文化の社会背景などについての研究は本稿で調べた限りでは、まだ見当たらないと言わざるを得ないのである。したがって、本論では、日本の諺をめぐり、そこに潜めている日本の酒文化を考察することを研究目的とする。

二、諺について

2。1 諺の形成

日本語には「ことわざ」という言葉がある。漢字で「諺」と書く。本稿は「ことわざ」という言語現象を取り上げるものである。まず、それに関する定義からスタートして、諸説を検討した上で、筆者なりの考えを与えることにする。『国語大辞典』によれば、「『こと』は『言』、『わざ』は『業』で深い意味を持つ行為。昔から世間に広く言いならわされてきた言葉で、教訓や風刺などを含んだ短句。諺語。」とある。『日本民族資料事典』には、「簡単な言葉で効果的に相手を納得あるいは屈服させようとする、一つのまとまった軽妙な文句である」と定義付けをしている。ことわざの語源について、本居宣長が『古事記伝』の中で、「『こと』は『言』、『わざ』は『童謡・禍・俳優』などと同じ『わざ』であり、神や死霊が祟ることを『もののわざ』というし、人の口を借りて神の云わせたことばが『ことわざ』で、神の心であり、人の口を借りることで吉凶を人々に諭したものを云うのが、やがて、世間に広くいいならわされたことばそのものを云うようになった」と言っている。この本居宣長の説に近似したのが折口信夫の説で、「わざ」は神意の宿る物を言い、神意の宿る言葉が「諺」であり、「ことわざ」は神の精霊に下された言葉と考えるのである。ことわざの語義は「言(こと)技(わざ)」にあり、一つの言語芸術として認識されることが多い。口承性が強く、庶民的で、ユーモアや笑いがあふれるし、比喩の用いる程度も高いからであろう。 柳田国男は、『民俗学辞典』において、ことわざを「言語の技術」と説いている。ことわざについて、日本で最も系統的になされてきたのが、柳田国男を頂点とする民俗学による研究である。「ことわざ」の定義はさておいて、上の説を整理し、それに私見を加えてまとめると、ことわざの基本的な特徴として、次の四つのがあると思う。文献综述

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