要旨周知のように、平和愛好者であるアニメ界の巨匠―宮崎駿は、自分が作り出した多くの作品中で戦争への反感を表した。彼の名作中の隠されていた反戦思想は色々な学者に研究されたが、彼の最近の作品―『風立ちぬ』に反映された彼の戦争観についての研究は、十分に行われているとは言えない。そして、彼の反戦思想にも限界があるという問題点と、その矛盾的な戦争観を形成する原因にもあまり触れられていないようである。そこで、本論文では『風立ちぬ』のストーリやキャラクターなどへの分析を試み、宮崎駿の反戦思想の限界とその原因を考察してみたいと思う。43996
キーワード:宮崎駿; 『風立ちぬ』; 反戦思想; 限界; 原因
摘要众所周知,作为和平爱好者的动漫巨匠——宫崎骏曾在创作的多部作品中表达了其对战争的反感。曾有形形色色的专家学者研究过宫崎骏灌输在自己名作中的反战思想,但宫崎骏的近期作品——《起风了》中的折射出的战争观的研究却并不充足。并且,对于宫崎骏的反战思想中的局限性,以及这种不彻底的反战思想形成的原因进行的研究也不多。因此,本文尝试结合《起风了》的故事情节及其人物形象等的分析,探索宫崎骏有局限性的反战思想及其成因。
毕业论文关键词:宫崎骏; 《起风了》; 反战思想; 局限性; 原因
目 次
1.はじめに 1
1.1宮崎駿について 1
1.2『風立ちぬ』について 1
1.3先行研究 1
2.『風立ちぬ』の反戦思想について 2
2.1ストーリーから見る戦争観 2
2.2キャラクターから見る戦争観 4
2.2.1堀越二郎 4
2.2.2カプローニ 6
3.宮崎駿の反戦思想の特徴と原因 7
3.1特徴 7
3.2原因 8
3.2.1宮崎が生活する社会環境 8
3.2.2宮崎駿の技術中立思想 9
4.終わりに 11
注 釈 13
参考文献 14
1.はじめに
1945年、第二次世界大戦が終結た。ただ三十年の間に、二回の戦争の不安に襲われた人々は、このような恐ろしさをまた体験したがらないだろう。その上、世界規模の経済、政治、文化と科学の発展とともに、平和は次第に世界の主題になっている。しかし、利益のために、部分的衝突は次々に起り尽きることがない。戦争で罪もない人民が傷つけられていることからも分かるように、平和はこの時代にとって最も重要なものである。
しかし、大部分の日本人は平和を好むのに対し、一部の日本人は日本が第二次世界大戦论文网での侵略行為の事実を否定し、弁解している。面白いのは、日本のアニメ界の代表人物―宮崎駿もこの二つの矛盾的な思想を持っていることである。周知の通り、宮崎駿は平和愛好者として、作品中で戦争に反対し、平和を提唱する態度をとっている。昨年発表された、宮崎駿の最後のアニメ映画『風立ちぬ』にも明らかに彼の戦争観が伝えられた。確かに戦争を嫌う態度ではあるが、戦争を起こす日本のために弁解する心もあると指摘されている。(注3)これは面白い話題であり、また研究に値するテーマではないかと考えられる。