摘要新美南吉是日本著名的儿童文学家,本文选取其代表作《小狐狸阿权》作为 研究对象,从心理描写这一新的角度着重分析“阿权”的心理。通过对相关文献 的大量阅读、思考,在前人研究的基础上提出自己的独特看法。论文具体内容主 要为浅析作品描写手法、登场人物的心理分析、关于儿童观等。70370
《小狐狸阿权》写的不仅是人与狐狸,更是人与人之间交往的故事。孤独共 性使“阿权”主动接近同样孤独的“兵十”,同时它为“兵十”做了许多事,但 “阿权”的同情、与人交流的愿望没有得到“兵十”的认同和理解,最终酿成了 故事的悲剧。如果从“阿权死了”这个结果来看,的确是个悲剧,但换个角度思 考,何尝不是一种圆满的结局。“阿权”以死为代价终于实现了自己的愿望。而 “阿权”的愿望便是被人理解、与人沟通。
社会在不断发展,但人与人之间的隔阂却越来越深。我们变得不愿、也不擅 长与他人交流。但是,人是社会性动物,交流对人来说是不可或缺的。我们需要 交流,更需要真诚的交流。而“阿权”的那种想要努力与人交流、为人着想的精 神,很值得我们现代人借鉴。
毕业论文关键词:新美南吉 小狐狸阿权 心理描写
要旨新美南吉は、日本の著名な児童文学作家である。本稿はその代表作『ごん狐』を取り上 げ、心理描写という新たな角度から「ごん」の心理を中心に分析を進める。たくさんの資 料を読み、思考し、先行研究を参考にした上で、特別な見方を提供した。本稿の内容は作 品の描き方、登場人物の心理分析、児童観について、という三章に分けている。
『ごん狐』という作品は、ただの人と狐を描くだけではなく、人と人との付き合いを描 いた物語である。「孤独」という共通性により、「ごん」が積極的に同じく孤独な「兵十」 に接近するようになった。同時に、「兵十」のためにいろいろなことをしてあげた。だが、
「ごん」の思いは「兵十」に理解してもらえなかった。その結果、悲劇の物語で終わった。
「ごんが死んだ」という結果からすると、確かに悲劇であるが、視点を変えて考えてみれ ば、それもいい結果ではないか。「ごん」は死をもってはじめて自分の願いを叶えた。他 人に理解され、交流するのが即ち「ごん」の願いである。
社会はますます発展していくが、人と人との間の隔てが増える一方である。私たちは他 人と交流したくなくなったばかりか、交流することも下手になった。しかし、交流は社会 生活において人間にとっては不可欠なものである。交流、そして真心で他人と交流しなけ ればならない。「ごん」の積極的に他人と交流し、人に思いやる心が、私たち現代人が学 ぶべきである。
キーワード:新美南吉 ごん狐 心理描写
目次
摘要 i
要旨 ii
1.はじめに 1
2.『ごん狐』の描き方について 2
2.1環境描写 2
2.1.1自然環境 2
2.1.2社会環境 2
2.2人物描写